【大人のブランド帖】憧れのエルメス、なぜ価値が落ちない?バーキン・資産価値の理由
エルメス──その名を聞くだけで、思わず背筋が伸びるような気品を感じる方も多いのではないでしょうか。
中でも「バーキン」は、ただの高級バッグではなく、持つ人の人生そのものを映し出すような存在として知られています。なぜエルメスはここまで特別視され、今なお資産価値が高く評価されているのでしょうか?
今回は、エルメスの魅力とその価値の理由を、ブランドの歴史・人気モデル・素材の特徴・そして資産としての視点から紐解いていきます。
■ なぜエルメスは"唯一無二"なのか?
エルメスは1837年に馬具工房として創業し、その伝統的な革職人の技術を今も継承し続けています。熟練の職人がひとつひとつ手縫いで仕上げるバッグは、年間の生産数が限られており、流通量も極めて少ないのが特徴。
また、エルメスでは商品の出荷先や販売数を厳しく管理しており、「欲しい人すべてが手に入るわけではない」希少性がブランド価値をさらに高めています。
■ 唯一無二の人気モデル:バーキン
名前の由来は、イギリスの女優“ジェーン・バーキン”。1980年代初頭、飛行機で偶然隣に座ったエルメス社長との会話がきっかけで誕生したバッグです。収納力があり、カジュアルにも持ちやすい実用性を兼ね備えています。
バーキンはエレガントな見た目、大きく開く口元、容量の大きさが魅力。普段使いとしてもビジネスシーンでも映える万能なバッグとして、幅広い層に支持されています。
■ 選ぶ楽しみ:素材・サイズ・金具のバリエーション
エルメスの魅力は、同じモデルでも選ぶ要素が非常に多いこと。
素材だけでも、「トゴ(やわらかく傷に強い)」「エプソン(軽くて型崩れしにくい)」「クレマンス(しっとりと柔らかくボリューム感あり)」など様々。
金具の色も、ゴールド/シルバー/ピンクゴールドなどがあり、持つ人の肌色や装いに合わせて選べます。
■ エルメスは職人の“イニシャル入り”
実はエルメスのバッグには、作った職人の“識別記号(イニシャル)”と製造年を示す刻印がひそかに入っています。一つ一つに職人の手で刻印しているので、刻印が薄い場合やないものもあります。
これは品質保証だけでなく、「誰がどんな思いで作ったか」にまで想いを込めるエルメスならではの文化。こうした背景を知ることで、ひとつのバッグに込められた“物語”がぐっと深まります。
■ 資産価値としてのエルメス
バーキンは、新品だけでなく中古市場でも高額で取引されており、状態の良いものや希少な色・素材のモデルは、定価を超えるプレミア価格がつくことも珍しくありません。
また、世界的なインフレや円安、さらにはエルメス自体の価格改定の影響もあり、"購入時よりも価値が上がるブランド"として投資目的での購入も増えています。
ファッションとしての魅力と、資産としての安心感──どちらも持てるのがエルメス最大の魅力と言えるでしょう。
■ まとめ:持つ人の人生を引き立てる、唯一無二の存在
エルメスのバーキンは、ただの“モノ”ではありません。
手にするまでのストーリー、使い込む中で深まる愛着、そして未来に受け継がれていく価値。人生の節目に選ぶ「一生もの」として、これ以上ふさわしいブランドはないかもしれません。
当店ブランド楽市浜松店では、エルメスのヴィンテージ・ユーズドアイテムを豊富に取り揃えております。
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